設立の趣意


 畜産を取り巻く情勢は、米国産牛肉の輸入再開や生乳の生産調整、環境保全に係る課題等を抱えている中で、今後畜産業の更なる発展のために、環境に配慮し、消費者に安全で安心できる畜産物の供給はもちろん、子供たちへの生命教育などを担う大きな責務がある。生命を守り育んできた女性が立ち上がり、夢と希望にあふれた畜産業にしていくことが益々重要となる。

 畜産に携わる女性は、家庭との両立を果たしながら畜産経営を支えているのが現状であり、さらに最近の畜産経営は、女性のもつ感性を生かしながら、自ら生産した農畜産物の加工・販売の取り組みを行いながら、生命教育・消費者との交流会などを実践し、畜産の大切さを伝えようと活動している女性も数多くでてきている。

 県内を見ても、畜産に携わる女性たちの声を発信する機会や他の畜産経営との情報交流や研鑽の場が整っているとはいえない。
 畜産を魅力ある産業とするために、畜産に携わる女性が畜種を超えて集まり、互いに交流を深めるための活動の場として提供できる畜産女性ネットワークの設立を提案する。

平成19年 3月 1日
                                        “ゆめ ネット おおいた”
                                         会 長 羽田野由紀子



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